ストレスホルモンと言われるコルチゾール。
コルチゾールを分泌しているのは副腎です。
副腎の働きを無理なくさせていくことによって、美容、アンチエイジング、には高い効果を発揮します。
今回は副腎についてお伝えしていきます!
副腎とは?
左右腎臓の上にある2つの臓器です。
この副腎は感覚的には身体の全てを支配するくらいの大きな役割を担っています。
なぜなら。
慢性的な疲れなんです。
疲れが取れない!と思われる方は副腎の働きを疑ってもいいと思います。
副腎が分泌している、コルチゾールとアドレナリン。
この2つのホルモンは、実は危機的状況に対して発揮するといわれているのです。
一種の興奮状態で分泌されるのです。
運動などで気分がすっきりするのもこのアドレナリンが作用しているためです。
なので、アドレナリンはうまく使うことで健康維持にも役経ってくれています。
運動で痩せる人は
運動で痩せるヒトはこのアドレナリンをうまくコントロールできています。
運動をやる!すがすがしい!という楽しい気持ちで運動が出来る人はかなりアドレナリンが脳に及ぼすいい影響が作用しています。
難しいのは、「運動しなきゃ!なんか発散できない!」的なある種中毒性を持ってしまう状況になっているのは逆効果になってしまうのです。
それはアドレナリンが、脳に及ぼす影響からエンドルフィンやドーパミン、ノルアドレナリンなどが分泌され、過剰分泌になることで起きる症状です。
過剰に分泌されることで、麻薬レベルの作用があるといわれるので、注意が必要になります。
運動ではコントロールしづらい
なので、一般的に運動といわれますが、運動は適度に楽しめてやれることで身体の健康を促進してくれるものですが、ダイエットや体質改善のように、何かに縛られてやることは逆効果を生みます。
特に、やりたくもないのに、「やるぞ・・・。」的な感覚でやると、コルチゾールの無駄遣いになります。
疲れている上に運動をして頑張るので、無理なエネルギーを生産するために、ぶり返して身体がどっと疲れてしまいます。
現代人はそれでなくとも、慢性的なストレスにより、コルチゾールを絶えず分泌しているとも言われています。
結果的に、副腎が疲弊してしまい、ホルモンバランスが取れなくなり疲れが取れない・・・
といった状況が続くのです。
具体的な症状としては、
物忘れ、脱毛、ふらつき、性欲減退、イライラ、うつ病、
皮膚のトラブル、睡眠障害、体重増加、味覚の変化(味の濃いものを好む)などがみられるといわれます。
なので、この症状が自覚できる場合、コルチゾールの分泌が異常になり過ぎ、過剰に働くため、脂肪の蓄積、エネルギー生産の低下を引き起こしてしまいます。
現代人の疲れはまさにこの作用によって起きていると考えられます。
健康診断では見つからない
実はこの状況は健康診断ではなかなか疾患として判断されないのです。
なので、疲れているけど・・・。という治療未満のレベルにとどまってしまいます。
ちなみに血液検査をしても、ホルモンレベルが正常な値で出るため症状だけでは疾患に充てられないのが現状なのです。
疾患に近い症状ではあるが、疾患ではないという状況で放置されるので、解決策を知らなければ、私たちは病気になるのを待つ状況となるわけです。
ただ、病気になって、薬を飲めばなおるか?
という件に関してはこの副腎の疲労、「副腎疲労」を治療する薬は現在のところ存在はしないとのことです。
自然療法のみ
現在では、この症状の改善は食生活、ハーブなどのアプローチのみとされています。
もちろん、副腎の疲労については基本はほぼ、「ストレス」起因です。
そして、副腎疲労の症状は朝、目覚めてもカフェインを大量に摂取しなくてははじまらない、午後2時ころエネルギーレベルが急に下がり、午後6時頃、再び上昇し、午後9時に再び落ち、午後11時に再び上昇するといった、激しいアップダウンを繰り返すといわれています
この状態を落ち着かせるためには、まず、自律神経を整える必要があるということです。
そのため、自律神経を整えることは病気の予防に適していると言われます。
自律神経については別の記事もよかったら参考にしてみてください。
まとめ
ダイエットが続かない理由や成功しない理由の一つにこうしたホルモンの作用が大きく関係してきます。
ただ、ホルモンをコントロールすることは意識的には不可能なので、自律神経をコントロールすることを始めなくてはならないのです。
もちろん、自律神経も自分の意識ではコントロールできないので、アロマやハーブを使用して改善していくように取り入れることや、食事療法などが最善の策と言われています。
実際に私自身も、痩せることに成功して、体質を改善していくなかで、食生活は大きな軸であることに違いないと確信しています。
ただ、早い結果を求めて無理をしては元も子もないので、ゆっくりと進めるという気長さは必要になって来ると思います。