多くの人がエステに行くとなると敷居が高くて、料金が・・・。などの理由で二の足を踏みます。
たとえばアジアなどでは、10分の足マッサージなどは気楽にやれるので抵抗なく入りますし、生活の中での当たり前に近い存在ではあると思います。
日本でエステやマッサージがなかなか当たり前になりにくい理由を今回はお伝えしていこうと思います!
料金設定が難しい
私もこの業界に割と長くいるので、料金設定を間違えることがサロンにとっての命取りになるのもわかっています。
ですが、お試しに3000円。と謳っておいて、契約が5.60万になりますよ!
なんて言われたらドン引きですよね?
お客さんを呼ぶための3000円でも、お客さんはエステの世界など知らないので、せめて1万円くらいかな?という想像でいったら、ビックリ過ぎて、心の修正がきかなくなってしまいます。
この風潮がおそらく定着しているんですよね・・・。
エステって・・・
これはサロン側の完全な戦略ミスになります。
そしてお客様は巻き込まれる・・・。といった事態が日本では多々起きてしまったのです。
エステをマッサージ屋だと思っている。
この違いを理解していない人が多いんですよね・・・。
たぶん、ほとんどの技術者もわかっていない!と思います。
エステがなぜ高いくなって来るかというと、スピリチュアルな部分が大きくかかわってくるのです。
スピリチュアルというと胡散臭い、宗教、などと思われるかもしれませんが、今や世界では健康のためにスピリチュアルはれっきとした仕事として認められていますし、海外ではスピリチュアルは当たり前に浸透しています。
海外ドラマなので、離婚するときに
「カウンセラーに相談する」
などを見たことありませんか?
男性も女性も自分たちの事なのに、カウンセラーに相談する社会なんですね。
これもスピリチュアルの世界です。
これ、日本では全くありえない話しなわけですよ・・・。
お国柄、自分たちの事だけど、冷静になるためにも専門家の第三者の意見を大事にするという考え方を採用しているわけなんですよね。
もちろん、離婚のカウンセラーは心理学などの学術的な試験をパスしているので、非常に高いステイタスではあります。
日本の場合、エステティシャンはサービス業なのでいわゆる第三次産業にあたるので、「所詮」というレベルになっているわけなんです。
少し前まで日本は資格の世の中でした。
資格さえとれば将来何とかなると思って、こぞって資格を取っていましたよね?
はっきり言って、なんの役にも立たなくなっていませんか?
エステというのは特に資格などはないわけですよ。
ピアニストなどもそうですが、資格という肩書は必要のない分野になってきているのですね。
これからの時代に求められているものは経験という名の専門性になり、スピリチュアルな部分が必要となる時代になって来ると言われています。
マッサージや整体との違い
整体の方が、割と通いやすいというか保険も利くので当たりまえになってきました。
なので、整体に行っている!というのは簡単に口に出せるようになりましたよね。
整体やマッサージは治療なんですよね・・・。
どちらかというと。
なので、悪いところをよくするための治療なんです。
たとえば骨盤が歪んでいるから、整えましょう!
と施術をすれば一時的には当然回復します。ですが、結局繰り返し行かなくてはならいです。
私がこのブログで、伝えている自律神経という名のもとの不調について、整体では全くアプローチはしません。
要は歪む原因がわからないから、施術任せになるわけなんです。
ですが、自分の不調がどこからきて、何に依存的なのかをわかってくることで、日々の生活の仕方を意識することが出来るようになります。
そういった、その人ならではの生活を知って、アドバイスすることがカウンセリングとしてエステが最も重要なポイントになり、お客様の根本の不調を見極めていくことになるのです。
施術自体に大きな効果があるか?
それは、カウンセリングと施術がしっかりと一致していれば、お客様の状態はみるみる変えていくことが出来るということです。
海外セレブなどが重要視している
たとえばアメリカなんかでは、私達の時給レベルで日給をもらってやっているマッサージ屋さんもあるのですが、その一方で、入会金だけで7桁レベルのサロンも存在しているのも事実なのです。
ちなみに日本でも会員制などはありますし、相当高額な入会金のサロンもあります。
ただ、それが一般には絶対に出てきません。
そんなサロンは広告出しません。
もちろん、一般の人が払える価格でもないのですが・・・。
マッサージとそういった専門的なスピリチュアルなサロンと大きな違いは、空間と時間をすべて自分が吸収できるかの違いなのです。
マッサージは流れ作業のように定型のマッサージを30分して終わりなわけです。
ですが、一流のエステはカウンセリングも長く施術もそのカウンセリングに沿った流れで行っていく。
その一連の作業がキチンと出来ているからなのです。
言葉で言えば簡単なようですが、わかっていてもなかなか出来ないのがこの世界の難しさなわけです。
スマートなサービスが出来るのはかなりの経験を要さなければ難しく、相手の気持ちを察知して、伝え、技術が出来るレベルは相当な熟練者でなくては難しいとされています。
なので、一回そのようなサービスを受けることで、心も身体も細胞からリラックスして生まれ変わる感覚を知っているでセレブの方はそういったサービスを愛しているのです。
サービスの方向性が変わる
日本はサービス精神に優れた国だと思います。
マックなどもスマイル0円など、サービスして当たり前、サービスを受けて当たりまえの風潮があるわけです。
なので、スピリチュアルについても、サービスレベルで考えている方もいるのかもしれません。
「おもてなし」
についてもそうですよね。
エステに行って、高いサービスを受けるのは当たり前の感覚なのかもしれません。
なので、これまでの日本人がそのサービスに力を入れ過ぎていたのは空間づくりなのです。
装飾にお金をかけて、豪華な空間づくりをするサービスに徹してしまった傾向にあり、実際のヒトとしてのサービス力に全く欠ける結果が生まれてしまったわけです。
料理などの例
一流の料理店なども、もちろん装飾は素晴らしいのではありますが、料理人って結構我が強いイメージですよね?
ですが、出てくる料理はそういったものを感じさせない繊細さを持っています。
高級食材さえ使えばいいのか?
ではないですよね。それを扱う技術と、それをどれだけおいしく楽しんで頂けるかという、工夫をとことん追求して、手間暇かけて魂を込めて作るのが一流なわけです。
経験を積めば積むほどどんどん質が上がっていくものなのです。
なので、高額の料理などはそういった経験値が料金に入ってくるのです。
一回の食事にエステと同じくらい高額でも予約が取れないお店なんていっぱいあります。
消えてなくなることをわかっていても、行きたい!
その理由はそういった価値を味わうことにも含むのです。
別のたとえで言えば、高級クラブなどもすごい金額ですよね?
同じお酒なのに料金が考えられないくらい高い!
それでも行く人はたくさんいるのです。スナックに行くか高級クラブにいくか?
それが、エステに行くかマッサージに行くかの違いになってくるのですが、まだまだ、日本ではエステはマッサージに近いレベルの場所なので、「高い」だけが印象に残ってしまうような状況なのです。
まとめ
私はエステを教えている側なので、これまで教えて来た方達もやっぱりそういった、サービス、スピリチュアルな部分をおろそかにしてやっていると感じてきました。
なので、その考え方を教えるとみるみる技術やサービスの方向性が変わるので、お客様がどんどんつくようになりました。
私自身も、自分がサロンをやっているときはなるべく「スピリチュアル」な部分は出さないようにしていました。
まだまだ胡散臭いと思われる世の中なので・・・
ですが、経験を積むことによって、当たり前に話していることが、
「そんなことわかるんですか?」と言われるようになったり、お客様のタイプが変わっていくのも経験しました。
目に見えないものを感じていく力を養う力はエステティシャンだけではなく、お客様にも持ち合わせることが出来ると、良いエステティシャンに巡り合えるようになると思います。
ブログでは、端的に日々の生活のアドバイスなどを文字でしていますが、本来、こうしてまとめていることは言葉にされると10倍も100倍も変わってきます。
言霊というパワーがあるように、そういった力も存在しているので、
何事も感じながら自分の身体と向き合うことでたくさんの気付きが得られるので、是非意識していただければいいな。と思っています。