ダイエットをはじめ、人間の身体に様々な影響を与える油の存在。

油の種類や油の取り方で、身体の機能の改善に役立つので、油について今回はお伝えしていきます。

油の役割

性格もですが、長所と短所は同居しているっていいませんか?おっとりしている人はルーズだったり、テキパキしている人は短気だったりと。ですが、長所を活かして味方につけることで、自分にとって心地いい存在になります。

油についても長所を理解して、正しく摂取したいものですね。

まず、人間にとって脂質は五代栄養素の一つにあたり、なくてはならないものなんですね。

なので、油が身体に悪いと思って必要以上に警戒しては返って身体が疲れやすくなったり、糖質寄りの身体になってしまうので、大切な存在とは認識していてください。

そんな油ですが、脂質は細胞の生体膜を作る働きがあり、細胞膜、神経細胞、ホルモン、血液の構成成分に必要とされています。

細胞膜を通して、酵素や栄養素を吸収したり、老廃物を排泄したり、細菌・ウイルスの侵入を防いだりしています。

そして!

何より大切なのは

脳は60%以上油だということ!

なので、ダイエットが上手くいかないのも、実は油のせいかもしれないんですね・・・。

油について少し考えるべきなのかもしれません。

油をうまく活用する

ファスティングの記事でもおつたえしているのですが、身体から第一のエネルギーの糖質がなくなると、身体は脂質からエネルギーを補うようにしていきます。

脂質は糖質の約2倍のエネルギーを作り出せるので、長持ちなんですね。

ガソリンで言えばハイオクみたいな感じです。

ただ、脂質はエネルギーに変えられるまでに時間がかかるのが難点なんですね。

そのために、ファスティングなどで、ケトン体を作っていく必要があるのです。

ケトン体を作り出す!

使える油はこれ!

身体にももちろんいいですが、まず、ケトン体をつくるオイルがあるってご存知ですか?

それがMCTオイルです。

MCTオイルはココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸の中性脂肪を約15%抽出したものです。

そのMCTオイルは、肝臓で素早く代謝されるので、ケトン体となって、すぐに脳のエネルギーになってくれるのです。

ファスティングは糖をなくして、脂質エネルギーを優位にしてケトン体を作り出し、脂質のエネルギーを効率よく循環させるために、人間の機能を使いながら行うのに対し、MCTオイルはすぐにその役割を果たしてくれるすごいオイルだということです。

ココナッツオイルのダイエットが流行ったのはこういった理由がバックグランドにあるからなのです!

MCTオイルの良さ

MCTオイルを摂取すると他にもいいのが満腹感が出る、ホルモンレプチンを刺激するので、満腹感を知らせてくれ、

身体が脂肪燃焼によるエネルギーを得る体質に早くしてくれるため、脂肪が燃えやすくなります。

そのほか、抗菌作用などがあり、腸内細菌のバランスを整える働きもあります。

摂取方法は、朝、お味噌汁に入れることがいいかな?って思います。オイルなのでやっぱりオイルっぽさが出てしまうため、お味噌汁ならば飲みやすいと思います。(トン汁など油に合いますからね!)

そのほかはサラダにかけるなど、そのままでOKです。

ちなみにMCTオイルは無味無臭ですので。

人によっては下痢などもしやすくなるとも聞きますので、少な目からチャレンジしてくださいね!

控えるべき油

  1. 酸化した油
  2. トランス脂肪酸
  3. リノール酸の過剰摂取

酸化した油とは

揚げ物や時間のたった炒めものなどはその類です

もちろんスナック菓子や洋菓子もそれにあたります。

酸化した油は身体に入ると身体も酸化してしまいます。

時間がたった揚げ物を見ればわかりますよね。

硬くなって、冷えてしまいます。人間の身体も酸化すると

老化という傾きになるということです。

トランス脂肪酸

マーガリンやショートニングなどですね。

もうマーガリンは結構ダメだって認知されていますけど・・・。

特に厄介なのは悪玉コレステロールや中性脂肪を増やして、善玉菌を現象させていくので、腸内環境には最悪の要素を含んでいます。

マーガリン、ショートニングは摂取する必要性はもうないと思いますので!

と言いたいのですが、まあこれが問題になるのは、おいしいものに大抵入っているんですね!

基本洋菓子はほとんどですから!クロワッサンなんてショートニングの嵐!

ヨーロッパやアメリカはもう規制の対象なので、とにかくマーガリン、ショートニングは気を付けてくださいネ!

コンビニ、スーパーなどの菓子パンはくれぐれも注意ですよ!

リノール酸の過剰摂取

「サラダ油」です。

加工食品に入っているのが

ドレッシング、マヨネーズ、揚げ物、炒めもの、スナック菓子などですね・・・。

リノール酸の過剰摂取はがんの原因にもなり、高血圧や、肥満、学習能力の低下、花粉症・アトピーなどのアレルギー症状も引き起こします。

身近でついつい食べていますが、とにかく食べ過ぎにだけは中が必要ですね!

良い油

  1. αリノレン酸
  2. EPA・DHA
  3. オレイン酸

αリノレン酸

オメガ3系の脂肪酸です。

亜麻仁油、しそ油、えごま油など

αリノレン酸は熱に弱いので、加熱してはいけません。

加熱すると酸化しますので、元の木阿弥です。

ちなみにαリノレン酸は先ほどの悪い油であるリノール酸と真逆の働きをしてくれる油なので、花粉症対策などにも効果がありますね!

EPA・DHA

こちらは有名ですね。青魚に多い油ですね。

最近の記憶で新しいのがサバ缶ダイエットですね。

ちなみにDHAは体内で作り出せない「必須脂肪酸」だそうですよ。

お魚の摂取も生が好ましいです。

難しのが、お寿司はダイエットの敵なので、やっぱり刺身が一番といったところでしょうか・・・。

魚は血栓ができやすいというデメリットも含むので、取り過ぎには是非注意してくださいね!

オレイン酸

これはオリーブオイルが有名どころですよね。

効果は

コレステロールの上昇を抑え、乾燥肌の改善などもありますが、何といっても加熱調理OKということです。

加熱しても酸化しないすごい存在!

CMでもバンバンやっていますからね。

ですが、大手食品メーカーのオリーブオイルは結構偽造されているものが多いので、気を付けてくださいね。

オリーブオイルはエクストラバージンオイルを選べば問題ないですよ。

これは大手メーカーでも安心です!

 

まとめ

油については前々からいろいろなことを言われていますが、

油を必要以上に怖がることはないと考えていてください。

とにかく大切なことは、身体の状態に合わせてほどほどに摂取していくことなので、まず、お菓子などの必要ない油についてはお子様などを含めてなるべく避けていくとが大切ですよね。

お菓子が食べられなくても、おやつとして食べられるものは沢山ありますよ。

特に、フルーツなどはおすすです。サツマイモやジャガイモなどでも上手に工夫してあげるのも、いいですよね。

素材を活かした食生活を習慣にすることで、自然に油から離れることもできますので、工夫してやってみて下さいね!